今日の百日紅
an Indian lilac
日系ブラジル人の女性とお話しする機会がありました。
おじい様が沖縄からブラジルに移民され、ご自身は日本に
働きに来て10年以上になるそうです。
二年前にアメリカ人と日本で結婚して、
来月アメリカに渡る予定とのことでした。
沖縄から大志を抱いて渡った日本人の
孫が日本でアメリカ人と結婚する。
何と不思議なえにしなのでしょう。
彼女との会話は、心に残るものでした。
曰く:
「主人は、日本のことをドリームカントリー(夢の国)
と言っている。人々は、皆親切で礼儀正しい。」
「ブラジルで店に行ったら、皆無礼者。これは、アメリカも
同じだと聞いている。久しぶりに、ブラジルに帰ると店員の対応に
ショックを受ける。」
「主人に、アメリカに行ったら夜遅く、一人でコンビニに
行ってはいけないと言われた。深夜、若い女性が一人で
コンビニに行ける国は、日本だけだと注意された。」
「震災の被災者がとても忍耐強いのに、日系ブラジル人たちも
驚いている。アメリカやブラジルだったら略奪が起きるだろう。」
「主人に、アメリカに行ったら病気にならないようにと
言われた。アメリカは、健康保険制度がなく医療保険も
とても高い。日本は、恵まれている。」
「わたしは、アメリカ人と結婚してアメリカに移住するための
ビザ取得に半年もかかってしまった。ブラジル人だからです。
私が日本人だったら、もっと簡単だったでしょう。」
「日本人と日本製品に対する信頼は、とても大きい。」
彼女の話を聞いて元気が出てきました。
ただ、もう少し日本が移民に対してオープンになり
受け入れてくれたら嬉しいとおっしゃっていました。
10年以上日本に住んでも、彼女は日本語が
ほとんどできません。仕事が忙しくて
勉強する機会がなかったそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿