2013年5月31日金曜日

雨に濡れた路上で on the road of Rangoon



ヤンゴン市の中心部を早朝歩いていたら、あちこちに物乞いの人がいました。
私が1000チャット(100円相当)をあげるのを見ていたらしいジェントルマンが、私に近づいてきて、言いました。

「この国は、仏教国だから、人は、おめぐみを与えます。
でも、彼等は、最も安易な生き方をしているのです。」

そう言って、ひょうひょうと去っていった紳士は、この国の知識人だと思いました。
私は、確かに100チャットくらいでよかったかなあ、惜しいことをしたかなと思いましたが、
でも、
生活保護を受けながら文句ばかり言っている日本人よりは、雨に濡れた路上で、働いているわけだから、まあいいか。
それに、ここまで人としての誇りを打ち捨てることだって、そう安易なことではないかも知れない。
と思いました。

それにしても、外国資本の乱入と物乞いとそれを斜視している知識人は、現実のミャンマーを象徴しているのではないでしょうか。



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